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ベトナムホーチミン市に1月11日、イオンモールオープン

記事の概要

日本の流通最大手イオンは来年1月11日、ベトナム共和国ホーチミン市に同社ベトナム初出店となる「イオンモールタンフーセラドン」をオープンすると発表した。

同社が日本以外でモール型の大規模商業施設を出店するのはマレーシア、中国に続いて3カ国目。地上4階、地下1階建て、店舗面積5万平米、各店舗のイオンタンフーセラドン店と約120の専門店が出店する。

出店地はホーチミン市中心部から西に9kmの郊外で、商圏人口は180万人。500台分の駐車場の他、バイク4,000台分の駐輪場を備える。

元の記事を読む→ 【2013年12月27日:流通ニュース

ベトナムの小売業に革命を起こす

イオンがベトナムに初出店するという話題です。しかもモール型の大型ショッピングセンターでの出店です。

イオンモールタンフーセラドン

これはベトナムの小売業に革命を起こすと思います。僕は小売業で働いていたことがあり、今でも小売りには興味があります。海外に行った時には必ず地場のスーパーなどを見ます。それで、今年ホーチミンシティに行った時もスーパーや家電量販店、アパレルの専門店ビルなどを見て歩きました。

ベトナムにももちろんスーパーはありますし、コンビニもできています。ファッションビルなどもあります。ですが、平均値で言うと日本より20~30年は遅れているというのが実感です。イオンやヨーカドーレベルのスーパーはまだありません。

ショッピングセンターについても同様でして、ビルの中にアパレルの専門店がオープンフロアで入居する、109のようなファッションビルはあります。ですが、アパレルから雑貨からスポーツ用品まで、様々な専門店が入ったショッピングモール形式のものは僕がホーチミンシティを見た中ではありませんでした。

そんなベトナムにイオンが最新のフォーマットで進出する。これはベトナムの小売業に革命的なショックを与えると思います。地場スーパーなどは対策を迫られ、これを契機にベトナムの小売りが一気に変わる可能性を秘めているかもしれません。

ショッピングモールの詳細についてはこちらをご参考に。→「イオン株式会社プレスリリース

東南アジアで展開を加速!

今回、イオンがベトナムに初出店を果たしますが、来年春にはカンボジアにも初出店します。カンボジアってまだ内乱が落ち着いたばかりで貧しいイメージがあるのですが、イオンで買い物をできる中間層がそれだけ増えてきたってことでしょうね。来年はできればカンボジアも見に行ってみたいです。

僕が見に行くかどうかは置いといて。笑) イオンはベトナム、カンボジア以外でも進出しています。イオンモールのサイトから(勝手に)下の地図を借りてきました。

ベトナムには今回のも含めて3店舗、インドネシアにも再来年に2店舗を出店するようです。

そして、これはイオンモール株式会社のサイトの資料なので書かれていませんが、イオンとしてはタイとマレーシアにも出店済みです。タイでは食品スーパーを43店舗、マレーシアでは食品スーパー、総合スーパーを合わせて29店舗展開しています。(2012年、出典:イオン株式会社

マレーシアではショッピングモールも展開しています(参考:【イオンマレーシア】マレーシア小売業界で売上トップめざす!)。そのうちのクアラルンプールにある店舗を今年見てきたのですが、日本と何ら変わりません。うれしくて日本の惣菜を買ってきました。笑

僕が住むフィリピンにはまだイオンは出店していません。マニラ市民の1人として一日も早くイオンに来て欲しいです。